自作PC奮闘記(組み立て編)
おはようございます。べるです。
最近はべると呼ばれることも少なくなり、「べる」が消えゆく感覚があります。
この感覚わかる人いますかね。
さて、いよいよ後半の組み立て編について書いていきたいと思います。
完成形
ケースが綺麗すぎて、どう撮っても映り込みが発生するので諦めました。
ファンとか配線とかしやすい後ろ側を前にして使っています。電源入れるとき以外は不便がない。
組み立て一日目(8/6)
自作PCerの人は疑問に思われたでしょう。
「一日目?なんでこの人組み立てに2日以上もかかってるんだろう?」
ぼく「ケースだけ頼み忘れたので一日後に届くから。」
まあもちろん初めての自作ということもあり、手先が器用ではないので時間がかかったってのもあります。が、物理的にできなかったっていうほうが大きいです。
あと、他の部品全部揃っているのに指をくわえて待っていることができませんでした。通電直前までは組み上げておきたい。
そう思って、取り掛かることにしました。
1m * 1.5mがぎりぎり取れるくらい狭い僕の部屋では、2つくらいパーツの箱を展開するともう場所がいっぱいいっぱいで、いちいち整理しながら進めなきゃいけないのが本当に本当に大変でした。
11時過ぎにamazonからケース以外の部品が届いたので、組み立てを開始しました。
CPUとマザボをガシャコン!
まずはCPUをマザボに取り付けます。ガシャコン。
よく言われることですが向きに気をつけましょう。事前にYoutubeとかで予習しておけば大丈夫です。
後の方におすすめYoutuberの紹介と予習の方法について書いておきます。
CPUグリスを塗る。ぐりぐり。
ぐりぐりグリスを塗りました。正直塗りすぎたし塗り過ぎはあんまよくないです。どうせCPUクーラーのせてぐりぐりして広げることになるので。次からは気をつけようと思います。
CPUクーラーを付ける(所要時間2h)
ここが(苦労+笑い)ポイントです。
僕が使ったのは無限五っていうごついCPUクーラーでした。
これ、僕は素人なので最初取り付けられないんじゃないかって思っちゃったんですね。理由はCPUの規格であるLGA1200が説明書に書いてなかったからです。
まあ後で調べたら普通に取り付けられたんですけどね。CPUクーラーは基本取り付けられるようです。結局僕はここでネジの付け方を説明書を見ながら全探索して、最後の付け方でようやく固定できたという感じです。最初AMDの方の規格でつけようとしてたし。
後で自作PCのYoutuber見てたらCPUクーラーつけるとこなんてノーカットで1分もかからず終わってたし、リテールクーラーって楽なんやなって思いました。性能は置いといてね。
あと面白いのが、このCPUクーラーは磁石付きドライバーが一つついているのですが、とある動画でドライバー2つ持ちでCPUクーラーを固定しているものがあったことです。これはなんでかっていうと、CPUクーラーはマザボに対してまっすぐ固定しないといけないので左右を少しずつネジ止めしていく必要があるのですが、両手で同時にネジ止めしていけばそういう気を使う必要がないから良い、というものでした。なるほど、と思いました。
二倍早く終わりそうだよね。人間の手は二本ついてるので。
初心者が手を出すには勧めづらいクーラーですが、CPU性能を考えると仕方ない気がします。
メモリを差し込み、M.2にSSDを固定する。
この辺は苦労しませんでした。ところが二日目にBIOSが起動しない自体にさいなまれることになります。原因はなんでしょうね......
その他
ビデオカードは説明書だけ読んでおきました。組み立てたマザボはホコリが入らないようダンボールの中に安置しました。
マザボに電源がついていないので通電には回路をショートさせる必要があり、怖いのでやめておきました。
組み立て二日目(8/7)
明日バイトだし明後日エアコンの工事くるし、今日中に絶対仕上げるぞーと思いながらamazonを布団の中で待機していました。ごろごろ。
ちなみにバイトは結局休みになりました。
やっぱり11時過ぎに届いたので、最後の組立作業に取り掛かることにしました。
マザボとケースを合体!
CPUクーラーの説明書で鍛えられた僕にネジ止めの苦労はもうありませんでした。ネジの大きさを全通り(たかだか三通り)試し、一番ハマるやつで対角線上にネジ止めをしていきました。
実際は一発で引き当てたので全通り試してません(それはそう)
ドライバーは無限五についてたやつを使いました。ネジが小さいので、磁石付きドライバーじゃないと厳しいんじゃないかなーと思います。それでもネジを2,3回くらいマザボの中に落としました。固定した上でケースの向きを変えると落ちてきたりします。振ったりするのはやめようね。
ケースを最後にちょっと大きめのやつにしておいて本当に良かったなと思いました。
電源をケースに入れて配線開始
七色にひかる850W電源を持っていたので、電源とマザボをケース上で配線しました。これは比較的端子の形がわかりやすいので、僕でも一発で刺せました。やったね。
グラボを付けて、残りのケースの配線を付ける
この辺の配線が一番面倒です。僕は全通り試したり、説明書を読み直したりしてなんとかしました。刺し間違えてもつかないだけなので危険性はそんなにない(はず)です。
ここで見積もりのときに書いたとおり、ケースのフロントパネルのUSBの規格とマザボの規格が合わず(USB3.1 Gen2, USB3.2 Gen1)、フロントパネルさんの死亡が確認されました。
点かない。(所要時間2h)
絶望の時間でした。初心者が安易に手を出すんじゃなかったなーとか考えてました。
何度も見直して配線してるのに、電源が点きません。DRAMのランプがオレンジに光っていたのでメモリ関連なんだろうなと思いつつ、メモリを一つの最小構成にしてみたりしたのに付きません。このときのメモがこれです。
症状:
BIOSが起動しない
DRAMがオレンジランプ点灯
試したこと
*モニターのHDMIケーブルは刺さってる
*最小構成(グラボ抜き) *CMOS関連(ボタン電池外してはめ直し)
*メモリ抜き差し
*ケースの電源ボタンは点く
*ファンは全部回ってる
懸念点
*ケースのUSB3.1 GEN2を刺す場所がマザボになくて浮いてる
割とめっちゃ調べてるんだけどわからん、困った
藁にもすがる思いで友だちに聞いたところ、鶴の一声が返ってきました。
メモリを強く押し込んだところ、点きました。半刺しだったようです。
教訓:メモリは奥までしっかり差し込みましょう。
Windows起動まで
その後はカチカチやってたらWindowsが起動するとこまで行けました。
いえ、本当は組み立ての前日にWindowsのブートUSBを作っておき、プロダクトキーを吸い出しておくという入念な準備の末、あとはぽちぽちするだけで起動しました。
起動まで10秒とかからず、アプリたくさん起動してても重くならない、最強のPCが出来上がりました!やったね。
ベンチマーク
CineBenchとドラクエ10のベンチマークだけとりあえずやったので貼っておきます。
おすすめガシェット系Youtuber
- 吉田製作所
いろんなガシェットについてレビューしている人です。語りが面白い。
- ともヤシ
ケースで検索したら出てきた人です。語り方がハマるのでおすすめ。
予習の仕方
普通に「自作PC やり方」とかで検索してもいいとは思いますが、違うCPUやマザボの動画が出てきたりするので、自分の見積もったパーツ(CPU, マザボ, グラボ, ケース)あたりで検索をかけてヒットした動画を見たりするのがいいと思います。
あとはレビューブログとかをGoogleで検索して見ましょう。
まとめと展望
このブログもNewPCから書いています。Chromeのタブを開きまくっても大丈夫。
今は周辺機器が色々欲しくて困っています。スピーカーとかオーディオ周り、キーボードとかマウスも。モニターは縦置きできるやつを買っちゃいました。
節約しなきゃいけないのに()
結局自宅にいる時間が一番長くならざるを得ないので、自宅の環境に投資するなら今なんですよね。学生生活のうちにできる一番コスパのいい行動な気がします。
あと、見積もってみて思ったのは、コスパは一見合理的に見えてロマンだと思いました。これは自分の調べられる範囲で最大限安く効率を追い求め、秋葉原に行ったり検索したりする過程そのものが、結構楽しいものだなと感じたということです。
あとはー、そうですね。善は急げって思いました。今同じ構成で組もうと思ったら、10000円弱高くなってます。理由はスプシを見れば分かる通り、SSDの高騰です。
自分の情報追記したい人、待ってるよ!!
自作までしなくても、最近はそこそこの値段でBTOパソコンを発注すればいいものがいいコスパで手に入ったりするので、そこまでする必要はないのかもしれません。ただ、僕自身は学生生活のうちに自分の稼いだお金で自作PCやってみたいな!と思っていたので、今回成功できて本当に良かったです。自分で作ったものを自分で使うっていいですね。
今後も周辺環境に投資しつつ、いろいろ調べる生活が続いていくでしょう。僕は今回の経験ですごく視野が広がり、経験値を積み、intelとAMDがしのぎを削っている市場を眺め、他のPCのスペックを見て多少は興奮できる体になりました。
というか普通に、会社などで貸与されるPCのスペックのありがたみがわかるようになりました。これって大きいと思う。一般の人そこまで気にしたりせず、なんとなく享受している気がする。
頭を使って友だちの話を聞いたのでめっちゃ知識も身につきました。
この記事は始めての人でも可能な限りわかりやすく、読みやすく書いたつもりです。
ひと夏の経験に自作PC、いかがでしょうか??