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徒然なるままに.

願いの叶え方

この記事は

徒然 Advent Calendar 2020 - Adventar

の25日目の記事です。

 

 

ジングル・ベルです.みなさんサンタさんに願いは届きましたでしょうか.

句読点がそれなのは学会に論文を出したせいです.なんか面白いし卒論もまだあるのでそのままにしてます.

 

今日は願いの叶え方について,僕の願いを例に説明したいと思います.

 

 

僕の願い

僕の願いは簡単です.自分の立てたアドカレが埋まってほしかったんです.

過去

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埋まらなかった2017年

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かろうじて埋まった2018年

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がんばったのに埋まらなかった2019年

反省

この世で一番悲しいことってなんだと思いますか?多分僕が思うに,自分だけ頑張ったのにその目標が達成されなかったときだと思うんですよね.端的に言えば,去年がめちゃ悲しかったです.そして,別に52代として固まらなくてもいいんじゃないか,むしろ,52代という文脈に固定されているから,僕の立てたアドカレは埋まらなかったんじゃないかな,と思いました.

 

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文脈が固定されている図.外部が入ってこない




 

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文脈が固定されていない図.外部がやってくる余地がある

 

願いを叶えるためには,文脈の外の力が必要です.自分で頑張って達成できるような(もしくはできそうな)ことだったら,わざわざ七夕とかクリスマスに願ったりしませんよね.自分でえいって叶えればいいだけの話ですから.そしてその願いは,自分の中に強く持っておく必要があります.しかも,外に言い過ぎてはいけません.願いが逃げていってしまいます.

 

願いの変化

僕の場合,去年から願いはこう変化しました.

 

去年:52代アドカレが埋まって欲しい,なんとかして自分が頑張ってでも埋めたい

今年:自分の立てたアドカレが自然に埋まって欲しい,自分は頑張りたくない

 

去年は自分で4記事も書きましたし,ここに載ってなくて前年に書いてくれたような人にもたくさんtwitterのDMで声をかけました.今思い返すと狂気だったような気もします.まあ,当時の僕にとってはアドカレはいわゆる企画みたいな物だと思っていたので,声をかけるのは当然だと思っていた節があります.ただ,頑張って声かけて,自分でも書いたのに埋まらなかったとなったら,まあやり方を見直すきっかけとなるには十分すぎるかな,と思います.

 

やったこと(やらなかったこと)

まず,去年の願いのように叶わなかった,という事態を避けるため,52代アドカレという体裁を取っ払います.今年は徒然 advent calendarという名前にしました.この名前には,堅苦しいことではなく思いのままに書いた駄文でも気軽に投稿して欲しいなという小さな願いが込められています.説明文もちゃんと一新しました.

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徒然

 

 

ちなみにこれは前述の文脈の固定からの逸脱という側面も持っています.何を言ってるかというと,簡単に言えば52代って銘打ってしまうと52代しか来なくなってしまいます.そうすると2019,2017年のように埋まらないという可能性が出てきてしまうわけです.それは願い反するので,今回は外部を取り込める(取り込みうる)形にしました.えっと,外部っていうのは,文脈や想定の外から”やってくる”タイプの性質を持っていて,文脈を固定するのでもなく,否定するのでもなく,相異なる二つ(複数)の文脈が共立している際に発生するモノです.今回は51代の方や同学年の人が来てくれました.感謝しています.

 

 

やってくる (シリーズ ケアをひらく)

やってくる (シリーズ ケアをひらく)

 

 

 

まあ要は,「べるが今年も立てたアドカレ(だから52代アドカレなのだろう)」という文脈と,「あれ,でもべるが立てたのは52代アドカレではないのか」という文脈が共立して,文脈が唯一つには定まらないまま,アドカレのページを読んでくれた人には伝わるわけです.そうして,52代アドカレだと認識して毎年書いてくれてる人たち(今年はこっちの頑張りもすごかった)と,そうではないが今年は参加してくれた外部の方々によって,無事今年は埋まったようです.

 

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うまったね.わーい

 

そして,やらなかったこととして連絡しまくることがあります.これは前述の通り,そもそも願いとしてあんまり頑張りたくないというものがあったこと,そして願いというものは外に言うと逃げてしまう側面があります.自分の中に留めておいて,伝わる人にだけちゃんと伝わればいいのです.想い,とか思想,とかと一緒です.それが伝わった人が,今年のアドカレを埋めてくれた人たちです.

 

願いを叶えるために,願いを周りにあまり言ってはいけない

相反する二つの文脈が共立する中で,今年の最後に一つ,僕は願いを叶えることができました.

徒然advent calendarに参加してくださった方々,読んでくださった方々,本当にありがとうございます.