velengel++

徒然なるままに.

書評と感想 2022

べるです。

この記事は

徒然 Advent Calendar 2022 - Adventar

の8日目の記事です。

 

やっぱり埋まらなかったなー

 

いつもやっている、今年読んだ本を振り返るシリーズをやっていきたいと思います。

多分長いので気になるところだけ読んでみてくださいね。

 

 

 

 

ボカロの調声が分からなすぎるので買いました。この時は確かまだ一曲も作ってなかったはず。こういうのを学ぶのにお金を渋るとろくなことにならないし社会人になったことも活かして買って読みました。知ってる情報以外のことはあんま書いてなかったような気がしますが、ネットの断片的な情報の整理と、こういう時に使う、みたいなのがわかったのが良かった記憶があります。

結局のところ本を買わないとインターネットで調べることに時間を費やすことになるんですよね。それでまあ頑張れば見つかりはすることのほうが多いとは思います。ですが、社会人にとってまとまった時間はこの上なく貴重なので、同じ「頑張る」としたらDAWを触る時間のほうに費やしたいですよね。

ちなみに僕は頑張るという言葉は大嫌いですが。

 

 

音圧が~~足りないなあ~~みたいな悩みをたぶんB3の頃曲作ってたあたりからずー--っと悩んでいました。結果、この本を買って音の厚みを出す方法を学びました。

中音域の要らない音はカットする、音域ごとに右、真ん中、左にどの楽器を置くか整理して考える、すると、まだ置けるところがたくさんあるでしょ?みたいなことが書いてある本でした。作曲の一例としてとてもよかったと思います。

ちなみにそのあとすぐに実践まで行けたかというとそうでもないです。ただ、知らないことは実践できないので第一の壁は越えられたかなと思います。

 

 

 

創作の参考になるかなーと思って買いました。最初のほうとか、気になるページだけパラ読みして終わりました。感情って難しいですね。僕が欲しい情報ではなかったです。

こういう時人間はこういう症状が出たり、こういう状態になる、みたいなことが書いてありました。小説とかストーリーの参考にはなるのかも?

 

 

メンタルケアシリーズ。

8つの物語は帯で謳ってる通り心が軽くなる、読み物としても面白い本でした。真夜中に起きてしまったときに一気に読んだ記憶があります。

おいしいご飯を食べてあったかくして寝ましょう!

みたいなアドバイスがありますが、大体寝食のペースが乱れ始めたら危険信号なんですよね。そういう時にオススメです。

 

 

メンタルケアシリーズですね。

上述のTomyさんのは物語+教訓という感じでしたが、こちらはより実践的な本です。「~~を書き出してみましょう」みたいなやつ。実際書き出してみて、思ってた以上のものは出てこなかったんですが、こういうやり方がある、という意味で勉強になった本でした。

確かこのころ精神的に微妙にしんどいことが重なったので、二冊くらい一気にメンタルケア本をキメたんだったと思います。結果、自分なりに書き出したりはそもそもやってたので、行動としては自己解決に向かっていたんだなあという感じです。ただ、この本が要らなかったとは思ってなくて、こういう精神状態の時って自分がやってることや思ってること正しいか信じられなくなるのが一番やばいところだと思っていて、そういう

軸や方向性の確認に大いに役立ちました。とてもよかったです。

 

 

 

この本の著者の人、昨年末あたりの勉強会で登壇を見てファンになりました。クソコード動画もバグハンターのゲームも大好きです。

ちょうど設計について学ばなきゃいけない時期だったので、これをGWすぎたあたりから少しずつ読んで読み切りました。ケーススタディ的な感じで、こういうときはこう、みたいに示してもらうのが、今までの設計の本にあまりないスタイルでとてもよかったです。

まあ僕がそういう本に明るくないだけかもしれないんですが、設計の説明に書かれたいかにもつまらないコード例ばかりが並ぶ本って読んでて本当に眠くなるんですよね。でもこれはまず良くないコード例を示して、それをこう正せばいい、という感じで論が進んでいったのでとてもよかったです。生焼けオブジェクトとか、この本特有の語彙も好きです。この時はこれだ!と思い出せるような命名にこだわっているのがうかがえました。

僕が思うに、設計の話でよく出てくるアプリケーション、ドメインリポジトリ、インフラストラクチャ層とかって、それ自体が難しいというよりそれがなぜ生まれたか?みたいな背景や思想を理解するにあたっての前提知識の多さがこの辺の理解を煩雑にしているんだと思うんですよね。

ざっくりとした理解としては、その層がない状態の時代があったんだけど、変更するたびにどんどん取返しのつかない感じになっていった(密結合、モノシリック......)、みたいな話っぽいです。そして、この辺をちゃんと考えて、というより考え続けて得られるメリットというのは、

「今までより変更にちょっと強くなる」

程度のものであるということも理解しました。程度、といいつつ大事なことだとは思います。

正味、書く場所って後からでも移動自体はできるので、考え続けるというほうが大事なのかな、というメッセージを受け取りました。

あとから移動できるからと言って今考えなくていいわけではないんですけどね!!

まあ、エンジニアとしてはどう作るか(How)、よりどこに書くか(Where)、や何を作るか(What)の方がよっぽど難しいとは思います。Howでもたまにわからないことまだあるんですけどね!

 

 

1on1を導入している組織のケーススタディ的なのが羅列してありました。僕は多分近い将来これをやる側になるので知見を一応ためておこうと思って読みましたが、僕が期待していたのはどちらかというとこれの前のやつだったっぽいです。これは続編でした。

空いてるときにそっちも読もうかなーくらいの気持ちです。こういう本は僕は一瞬で読めます。というかまあ基本的に本を読むのは好きです。

 

 

最果タヒって人の詩がおすすめだよ!みたいなのを見てとりあえず買って読んでみたけどあんまわからなかったです。詩とか読んだの数億年ぶり過ぎて何もつかめず、あわててあとがきとかまだ「文」になっているところからかろうじてどんなことを考えて書いてるのかを想像するにとどまりました。そもそも理解しようとして読む姿勢が間違っているような気もします。こういうのって感じるものっぽいですね。

知らんけど。

 

 

面白かったです。コンビニのバイト歴が無駄に長い女性のとある変な客から始まるストーリーという感じでした。なんだろう、別にあり得ない話でもないな、と冷静になって読める年にはなりましたw

コンビニに最適化された人間の能力的なところも単純に面白かったし、こう、初めてそういう感情に当たった人たちの処理の仕方ってこんな感じなのか、みたいな気持ちでした。

小説って面白いですね。

 

 

上の感情辞典シリーズのやつで、重めの話がつらつら続いてました。

なんてったってテーマがトラウマだからね。

いつか使う日が来るといいなあーと思いつつ、辞典的なモノの前の部分まで読みました。心に余裕あるときに読んでくださいね、みたいな注意書きがあって、たしかにという気持ちになった気がします。

 

 

なんか会社のslackかなんかで知って買って読んでみました。

キャリアの話から始まり、不動産投資とかブログ始めよう!とか、いろいろ書いてあって面白かったです。それぞれは浅いのでライトに読めると思います。要はエンジニアとして生きる上でのソフトスキルみたいなところですね。

ブログはちゃんとやらんとなーとは思ってます。最近趣味で手をようやく少し動かしたので、多少は書くことを見つけていきたいなと思います。

こういう文だったらいくらでも書けるんですけどね。キーボードに手を置けば勝手に文字が錬成されます。1時間に2000文字弱くらいは書いてるっぽいです。

もちろん技術的なメモとかは職業柄普通に書いてるので、書こうと思えば書けるとは思います。ただ、僕に紐づく形でのブログがない状態なので......

 

 

これ、とてもよくできてます。データとか理論的な部分と、こうあってほしいという感情的な部分が、VRCの原住民の視点からとてもよく書かれてました。面白かったし、へーって思いながら読んでました。まあ、技術的な部分は耳学問でしたが一応知ってる部分が多かったですが、ここまで事が進んでるとは!という驚きもありました。

そういえばそういうような話を友達から聞いたような気もしますし。

Quest2を値上げ前に買えたけどそれ以来あんまやってないですね。ゲームもいくつか積んでます。東京クロノスの続編やらなきゃ.......

この辺明るくない人にも、どっぷりつかってる人にも是非読んでほしい一冊です。

 

 

今年はメンタルへの投資が多めですね。まあ、読み返せるので悪いことではないでしょう。

メンタルなんて結局強くならないんですよね。この本の人も言ってましたが。対処法を知って生きてくしかないんですよねーー。あー人生。

この人は本当に自衛官の厳しいスケジュールに身を置いていて生き抜いた経験からいろいろ書いてありました。とにかく可能な限り寝て、食べて、最低限それは忘れるな!みたいなところが印象に残っています。ほんとに人間その辺から乱れ始めますからね......

こう、人間って分かり合えないよな~みたいなことを理解するところが出発点ですよね。仮面をかぶる、とかめっちゃわかるなーと思いました。

 

 

これおすすめです。よくできてます。二周くらい読みました。気が付いた時に読み返したいとき。

会話でモヤることってまあ日常生活でよくあると思うんですが、そういうときのお互いの期待値のすり合わせ、確認、どういえばよかったのか、もしくはどうとらえればよかったのか、か書いてあります。とってもわかりやすいし頭に入ってきました。

 

 

クヨクヨしていた日に読んでいた気がします。まあ、僕のせいじゃないんですけどね。これ系の本で結局入ってくるのってケーススタディ的な部分なので、こういう時、こういうとらえ方ができると素敵だよね!という例を摂取するのに最適です。若干女性的な話が多かったので期待とはずれてましたが、まあ最後まで読めるくらいの内容はある本でした。

本当に無理な本って最後まで読めないんですよね。

 

 

打って変わって映画の脚本の書き方的な本です。

最近ストーリーとかシナリオに興味があって。TRPGGMとかちょいちょいしてて。

自分でも作りたいなーみたいな気持ちがあります。その足掛けとしてこれ系の

物語作るとき何をどう考えてるか

みたいな本をポチってみました。思ったよりちゃんと言語化されていて、やっぱ違うんだなーという感じでした。普段使うコメディとかホラーとか以外に、自分なりのジャンルを作ってこの人の話は展開されていたのですが、こういう考え方は見習いたいなと思いました。

 

 

無神経な人に傷つけられたので読みました。

そうですね、人間は理解し合えないことをまず理解しろてきな主張が強かったですが、それを乗り越えて具体的にこういう言葉を使うほうがいい、みたいなところは納得感がありました。

考えすぎとか言ってくる人マジでよくないですよね。その脳みそは入ってるんか??

 

 

今年の振り返り

6/17冊がメンタル系だったのでわりとしんどい一年だったのかなあと思います。年始から波乱が落ち着きませんでした。引っ越して一人暮らしも始めたり。

やっぱり二年目ってしんどいですよね。大学の時も二年生が一番しんどかったのを昨日のことのように思い出せます。

あと10冊以上読めてなかったり、読み切れてない積読も増えました。来年少しずつ消化していけたらいいなーと思います。

仕事の進め方的なところで迷うことはさすがに減ってきたので、あとは時間をどこに投資するかだなあという気持ちになっています。環境的にも、分野的にも、自分のやりたい事的にも。身に着けた技術と自分の願いは絶対に盗まれないので。

一応月1以上読んでるしここに書いてない本もいくつかあるので、それ含めれば2冊以上くらいのペースでは読んでるんじゃなかろうか。悪くないですね。