velengel++

徒然なるままに.

書評 2023 part2

こんにちは。べるです。

この記事は 

adventar.org

の16日目の記事です。

 

後半書いていきます。

自動人形の城

 

小説と簡単な解説が書いてあります。崇拝してる人がおすすめしてたので読んでみました。面白かったです。

プログラムで命令を実行するみたいなことをしてお金をもらってるので、この辺の人間とロボットの境界みたいなことには当然興味があります。「どう命令したらどう伝わるか」みたいなやつ。

 

具体と抽象

具体と抽象について発表する機会があったので、それ用に一応読んでおきました。こういうことばっかするのがエンジニアの仕事なので......

わかんない人多いですよね。まあ僕もたまに思考が狭窄することもありますが。

さらっと概要レベルで読めるのでお勧めです。

 

いかにして問題を解くか

数学を例にとってますが、汎用的な話かなと思います。今年の後半の興味はこういった汎用的な問題の解き方、見つけ方みたいなところに寄ってったみたいです。こう自分を分析するのはおもしろいですね。

まず問題を理解すること、の部分で未知のものは何か。与えられてるもの(データ)は何か。条件は何か。という分析の仕方はとても参考になるなと思いました。

計画を立てることで一番大事なのは過去に似た問題を解いたことはないか?ですね。

実行することの章に「主に必要なのは忍耐だけである」って書いてあったのはめっちゃウケましたwやるだけ、みたいな脳筋の考え方を彷彿とさせますね。

 

「学び」の構造

久しぶりに書籍を買って読みました。書籍しかなかったので。

あと2周読んだのも久しぶりでした。個人的にはとても面白かったです。

「おぼえる」ことと「わかる」ことの違いや、わかり続ける状態とは系に閉じないで興味が広がり続けることみたいな説明がとても腑に落ちました。あと前提を問う、アタリマエを問う、意味を問う、関連を問う、役割を問う(詳しくは本に書いてありますが)みたいな部分は日々意識していきたいなと思いました。

 

精神科医Tomyの心の不安を取り除いて、寝る前に気持ちをスッキリさせる魔法の言葉

たびたびこのオカマの言葉で精神を整えてます。いつもありがとう。

寝る前に色々考えてしまうことって人間あると思うんですよね、そういうユースケースの7つのパターンに対しての対処法がエピソードベースで書かれてます。サクッと読めるけど一日1章ずつ読みました。大切に味わって読みたいので。

サクサクいろいろ味わうだけが楽しみ方じゃないですからね。

 

私たちはどう学んでいるのか

能力なんてものはない、というバッサリとした話から始まり、ネットワークを刺激することが大事なんだーみたいなことが書いてあった気がします。あんま覚えてないや。

うねりと余剰リソースが云々みたいな話、まあ確かに物事をひらめいたり上達したりするときはそういう時な気がしたので、経験の裏付けのお話が書いてあった感じです。いろんな角度からやってみたり、無意識にできるようになるまでやるのが大事みたいなやつ。あと、やり方を変えるとプラトー(停滞だっけ)が発生するのもそういう理由か!という納得はありましたね。

この辺の話は全部ドラムの練習をイメージして書いてます。暗譜して叩けるようになるくらいまでやって初めて次のステージでそれが生かされるし、手順やモーションが定まってなかったり模索してるときはその前の段階に比べて演奏の完成度は落ちます。だって迷いがあるんだもん。

結論が各章の頭に書いてあるのはいい構成だと思いました。

 

無理の構造

主に情報とかの非対称性の話が書いてありました。まあそうだよね。

無理とか理不尽って世の中にはびこってるかなと思うんですが、その構造を理解することで納得はできない(感情は伴わない)が理解はできるみたいなことって発生すると思うんですよね。あと具体と抽象の本書いた人と一緒です。

読みやすかったですね。

 

戦略を実行できる組織、実行できない組織

まだ全部は読んでませんが、大体読んだ感想です。この本を知ったきっかけはpmconf2023でした。

WIG(Wildly Important Goal)を決めて、先行指標に注力して、スコアボードをつけて、週一回振り返る。

多分一行でいうとこんな感じなんですが、それぞれのプロセスについて注意点ややり方がつぶさに書いてあります。たぶんできる人にとっては当たり前なんでしょうけど、僕にとってはとても参考になりました。

組織目線で書いてありますが、もちろん個人でも使える話でした。

特に刺さっているのが「スコアボードを作る」というところで。自分は家計簿アプリをMoney Forward Meでつけてます。一人暮らしを始めたあたりからですね。それによって、支出と収入見直したり、投資や積立の金額を調整したり、ウォーターサーバー解約したり......数値やデータを見て生活を改善していって、実際に効果が確認できた時この行動ってめっちゃ大事だなと思いました。健康とか、その他の部分もデータを取ってそれを定期的に見て改善していくみたいなフィードバックサイクルを回していくのに、仕組と気持ちの両方にアプローチできるところにこのスコアボードっていうものが存在するなと思いました。とりあえず作られたダッシュボードってつかわれなくなりがちなので、自分にとって何が知りたいか、必要なのは何か、みたいなのは考え続けなきゃいけないなとは思うんですが、とはいえこういうデータの見せ方とか、それによって自分をコントロールするみたいな動きは普通に楽しいので来年にかけてなんかやってみたいなと思っています。

進んでる感、可視化していきたいですね。

 

決定力! 正解を導く4つのプロセス

これもpmconfで知った本です。最近意思決定に悩む場面が増えてきたのでちょうどいいなと思って買いました。

結構外国の企業だった李個人のエピソードだった幅広く扱ってます。これは納得して意思決定をするためのプロセスの本です。まあ書いてあるんですが。結果に対して備えるという側面が大きいですね。でも、これにそってやれば確かに納得感は上がるなと思いました。

最初の方の営業の本で「気持ちよくお金を使う」みたいな話がありましたが、最近やっぱ家計に余裕が出てきて衝動買いしちゃうときもあります。

せっかく改善して余裕ができたのに!

そういう時、こういう意思決定プロセスに沿えば多少はましになるのかなーと思ったりします。あとは将来のキャリアとか。戻れない系の選択に使えると思います。

趣味もそうなんですが、ある程度のとこまで来たときに大きめの目標を決めるのが苦手なんですよね。いったん満足しちゃうというか。その先の発想がないんですよね。ただ、今のところリソースは趣味も仕事もいい感じに割けてるので、より面白い方向に行けるように来年は意思決定していきたいなと思います。

 

Progressive Steps to Syncopation for the Modern Drummer (Ted Reed Publications)

シンコペーションブックっていうらしいです。ジャズドラムを始めるので買いました。これから頑張って叩いていきたいと思います。目下の課題は3連符の感覚とジャズの言葉で対話するみたいなやつですね。ふわっとしてるようでわかる人にはわかるやつです。

 

まとめ

おわった~~。いっぱい今年も読んでますね。すごいな。

23冊なので1月に2冊弱読んでる計算になります。すばらしいね。こういうのも数値ではないがデータの一つかなと思います。あとこういう時に振り返っておかないと間違いなく蒸発してしまうので。

前半は営業、後半は学び方みたいなところにフォーカスが移った一年でした。来年の自分はどんな興味を持っているか楽しみですね。