velengel++

徒然なるままに.

Drastic Calendar 5

第五章:ラフってなんですか?

 

そのメッセージは、いきなり、ピンク色の見覚えのあるキャラクターのアイコンから飛んできた。確か甘ブリって略されるアニメのテーマパークにいた気がする。名前は.......ティラ........

 

6月の第一回企画発表会を終え、CG研大量お抱え企画になってしまったみすカレンダー。19人って今考えてもすごいなーと思う。

 

事前に決めてあった流れの通り、アンケートで書きたい月ともので希望を取り、最初の指令が出される。すなわち、絵の色付きラフの提出だ。そこで飛んできたのが、要約するとタイトルのようなメッセージである。

 

「ラフって......なんだろうね(哲学)」

この企画最大の問題点は、僕がいわゆる絵描きではないことだ。第一章で書いたような程度のことはやったけど。

だから、絵ができる過程を詳しくは知らない。大抵のよくできた絵師の人は無からラフ、ラフから線画、線画から塗りを生み出しているように見える。見えない???

さてさて、本題に戻る。僕なりの想定としては色付きのラフってのは構図とか大体の色のイメージとかがわかる程度の、いわばスケッチだ。下書きって言ってもいい。要は絵の進捗が知りたいのである。どの程度考えていて、どの程度描けていて、どのくらいの期間かかりそうか。それをセルフマネジメントさせるのはペアを組ませたとはいえ厳しいだろう。加えて先述の通り「自分が満足する」という基準で絵を描いてきた人たちにとっては期限を切るのは難しそうだからね。それが如実にわかる形で出してもらうには、言葉よりも絵で描いてもらった方がいいってわけ。絵は良くも悪くも伝わってしまうものだからね。

だから、一番最初にこの絵が10分と立たずに上がってきた時は、びっくりしてベッドから落ちてしまった。いや、落ちてないけど。Reactionはすぐした。関心が高いからね。

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6月のラフ。藤汐とaozamのペア。さすがだね。


ある企画員曰くこれは描きすぎ、らしい。もっと雑に、わかればいいレベルで私の場合は描く、と。まあいろんな人がいていいと思う。とはいえ他の企画員にも聞いたところ、ちゃんとラフを描くように癖をつけてからいい効果もあったそうだ。やったね。

もちろん成果物をあげたり、企画として形にするのは大事だ。でもやっぱり企画員が楽しんで絵を描いてくれたか、成長してくれたか、「楽しかった!」って言ってくれたかどうか、が一番大事な気がする。そのための一助になったなら幸いだよね。うん。