velengel++

徒然なるままに.

Drastic Calendar 6

第六章:メタ企画

 

あるものに対して、それから一歩引いた視点というか、一つ上の次元からそれを捉えることをメタ〇〇っていう。メタ発言とか。

 じゃあメタ企画ってなんだろう。企画を一つ上の次元から捉えると.......

僕の言いたいことは、このみすカレンダーという企画を「企画長を育てる企画」にしたかったということだ。

みすに限らないが、企画長側、つまり企画する側に回る人間は少ない傾向がある気がする。

一般に集団においてリーダーは一人で十分だ。しかし一人居ないと成り立たない。それは決して消去法で選ばれるべきではないのだが、往々にしてそういう苦い経験や他のトラウマから忌避されがちな役職である。確かにリーダーというのは、僕の人生において周りを見ていても、大抵自分からなるものではなく、ならされる場面の方が多かった気がする。アニメ業界だと制作って言ったり、ゲーム業界だと広い意味でのプランナーだったり、名前は変わる。要は全体の進行に責任を持って引っ張っていく立場のことを指している。

じゃあどうやってそれを実現するか?簡単にいうと、企画in企画を立てて、それを管理させるというものだ。例えばMISWには三つの研究会があって、それぞれに会長がいたように。この企画では最初のアンケート、カレンダー「した」のデザイン、おまけページ(裏表紙)、表紙、提出された画像サイズ確認、QRコード、クレジットページ、入稿、早稲田祭日展示用の賑やかしの絵の管理がそれに当たる。他にも僕がやったシフト決めや、細かい内輪ネタだが穴あけパンチ隊とか。各月の絵や企画会議だってそうかもしれない。大体、これらを企画長一人でなんとかしようとする企画は燃えるのである。ほんの数人のスーパーマンや直前のデスマによってなんとかなった例も聞くけれど、それの原因を突き詰めていけば、タスクの分解能の欠如、期限の確認をはじめとするコミュニケーション不足、あたりに落ち着く気がする。能力のなさというパターンはあまり見たことがない。そもそも企画が立たないからだと思う。

僕だってこういう企画内に発生する細切れタスクを最初から全て予知していたわけではない。最初からできればもちろんいいんだけど、限界はある。だから、その時々で絵がちゃんと出てる人とか、ちゃんと企画会議に来てコミュニケーションをとってくれる人とか、そういう人に目星をつけていて、お願いしてるってわけ。無理ない範囲で的確に。確かにこの辺にちゃんと気を使える人は少ないのかもしれないけれど、そういうことができない人と仕事したくないな、と就活を終えた今は思う。  

P.S.  次はけっこう期待してていい。