velengel++

徒然なるままに.

Drastic Calendar 7

第七章:おまけページの、その中に。

僕のPCのスクリーンセーバーは、各月の絵とおまけページのみすちゃん集合絵の各絵だ。いつ見ても癒される。
ちなみにみすちゃんはCG研曰く概念らしい。まともな設定資料などはなく、青髪の女の子のキャラクターのみが引き継がれている。2年生の時の企画では6色に髪を染めさせたり、メガネをかけさせたりした。みすカレンダーではさらに自由に描いてもらった。

おまけページのみすちゃん集合絵がどのように決まったか振り返ってみようと思う。
この企画では、企画会議を大体2週間に一回行っていた。この目的は今後の作業の方向性や各自の進捗を確認するのが主だが、単に企画員同士の作業会になったりおしゃべり会になったりすることもあった。基本はDiscordでオンライン通話だったが、活動に珍しく人数が集まった時はそこで話すこともあった。海外から参加してくれた人がいたので、その人への配慮もある。ただ、家での通話が難しい人に関して申し訳ない気持ちはあった。僕自身もマンションの角部屋に住んでおり、救急車が通るとうるさく聞こえるくらいには壁が薄い。ドアの鍵もないので親も入り放題である。
気持ちはわかるのだ。
なので #minutes (英語で"議事録"の意)というチャンネルを作り、決まったことはなるべくそこに言葉として書き残しておくことを心がけた。また、 #info という全体重要連絡とは別の軽い連絡チャンネルを作り、そこでReactionで投票させることで人数を確認する準備は怠らなかった。前者は絵の締め切りや作業の決まった報告を話すところ、後者は任意参加の企画会議の軽い希望取りなどに使うところ、といった住み分けである。ちなみに、絵の進捗自体は #progress というチャンネルを作り、そこに集中させることで情報の見逃しや流れることがないようにした。

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#minutesのいちぶ

チャンネルの基本は「重要度や分野によって分ける、必要性を感じたら新たに作る」である。最初からあったのは前述の3つ(#minutes, info, progress)に加え、general(全体連絡)、ざつだん(その名の通り雑談をするところ、途中からIFTTTと連携してtwitterハッシュタグ #みすカレンダー を含むついーとを自動で拾うようにした)の5つである。途中から「した」を作るため #design を作り、カレンダー部数不足の懸念からダウンロードできるサイトを用意するための相談に使う #web を作った。webデザ班のゆうくんと葵ちゃんにはその時に入ってもらった。
穴あけ隊はおまけである。

話を「おまけページのみすちゃん集合絵がどのように決まったか」に戻そうと思う。
A4冊子の印刷物は4ページ区切りになる。A3を二つに割って表裏合わせて4Pになるので、それを重ね合わせるイメージだ。日本の暦には月がたった12つしかないので、まず各月「うえ」(一枚絵)、「した」(カレンダー部分)が必要になる。最低24Pである。表紙、裏表紙は欲しいので、+4Pということになる。ここで、残り2Pをどうするか、裏表紙に何を書くかという課題が浮き上がる。こういうところを企画会議でなんとかしていくのが企画長の仕事である。

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「うえ」「した」のイメージ図。しおちゃんが描いてくれた。

ちなみに、CG研が企画会議にいると便利なことの一つに、こういうデザインの元、いわゆるモックというやつをパッと「描いて!」とお願いできることである。お願いされた方は授業中に突然当てられたみたいにたまったもんじゃないかもしれないが、こっちとしてはとってもとっても助かった。ありがとう。
さて、二つの議題に取り掛かる前に、一番やっておかなければならない大切なことがある。それは、コンセプトを決めることである。ここがぶれると、できたものはちぐはぐになってしまう。いわゆる、「想いがこもってないもの」である。とはいえ、この大量の気分屋を操る企画にあまり工数はかけられない。僕自身もなんとなく「いいな」で企画を立ててしまうことが多いので、コンセプトは企画が始まってから後付けになることが多い。会議でみんなでわいわい決めるのもそれはそれで楽しいからだ。

この企画のコンセプトって、なんだろう??