べるは ザオラルを となえた! なんと、なかよし52代が生き返った!?
べるです!
この記事は
徒然 Advent Calendar 2022 - Adventar
の15日目の記事です。
皆さんは52代が2017年に建てた「なかよし52代」の企画をご存じでしょうか?
本日はその制作物を復活させた話を書こうと思います。
気分は考古学者
きっかけ
昨年末あたり、OneDriveのデータの整理をしていたところ、見慣れないresourcesフォルダーの共有が残っていました。そこには、約5年ぶりに見るディレクトリ構成がありました。
これを見た時の僕の脳内の反応(響け!ユーフォニアムの滝先生より)
「なんですか、これ?」
「これ、1年生の時のやつじゃん!!」
1年生の時のべるは、MIDI研としてこの企画に参加していました。
確かMIDIのとりまとめ的なのも行っていた気がします。
その時の自分が作った曲を改めて聞いてみました。
思ったこと(タイトルBGM)
- 音圧がカスみたいに低い
- いや、これ自体はMIDI初心者あるあるなんですが、普通にUENくんとかいたしMIXのついでに音圧調整もしてもらうべきだった
- soundcloudに上がってたバージョンでも僕のかすかな記憶でも、間奏を作ってループしたらよくなるよう作ったはずなのに、このresourcesの中にあったのは最初に出した間奏ないバージョンだった
- これも初めてやる企画あるあるですね、反映漏れ
- 音が少ない
- 最後の四小節のメロディはドラクエから持ってきたんですよね、なつかし~
思ったこと(シナリオセレクト(SSelect)の曲)
- 音圧が終わっている(2回目)
- 選んだサンプルのドラムとベースのグルーヴ感が絶妙に良くて、タイトルよりこっちのほうが好きな人が多そう
- いい音源やサンプルを使ってほどよく楽をするというのは大事ですよね
動かしてみた
いざ、exeファイルをダブルクリックして動かしてみました。
結果、この画面から5分くらい変わらなかったので何かがおかしいと思いました。
「せめて、コードが見れればなあ......」
一旦あきらめようとしましたが、その時。
同じディレクトリ内にログファイルがあるのを見つけました。
中身を見てみると、そこにはFile Open ErrorとSound file Load Errorが無限に吐き出されているのが確認できました。
実は僕はたまたま昼間はエンジニアをやっているので、ここまでこれたし、ここからの対処も余裕でした。要はpathを期待されている値に合わせてあげればいいわけです。
全部を合わせる必要はなく(もちろん本当はそうあるべき)、とりあえずタイトルでコケてるっぽいBGMのpathを合わせて、フォルダ名soundをsoundsにしたりしました。
そんなこんなで、無事タイトル画面が起動しました!!!
この画面が出て自分の作ったBGMが流れた時感動と思い出補正で泣きそうになりました。
リソースは欠けまくっているので、このまま最後までは遊べないっぽいですが、いくつかキャプチャを紹介します。
そういえばこのゲームはどんなゲームだったかというと、3DD(ダンジョン)RPGというジャンルで、5つのシナリオを楽しめて戦闘要素もある早稲田祭用のゲームです。
もしこのデータ欲しいよ!という方がいたらこっそりtwitterにでもDMしてください。
感想
結局確かこのゲームは早稲田祭には出せたのですが、全部のシナリオは動ける状態まで行ってなかった、みたいなステータスだったと思います。それでも、普通なら爆発四散して当然のRPG企画を動くとこまで持ってったのは今思い返してもすごかったなと思います。RPGって本当にバカみたいに考えること多いし、工数増えがちだしほんとうに修羅の道なんですよ。
たしかプログラマーが直前頑張ってたんだっけ......
(特に趣味の)創作で大事なのは完成させること、そして人に遊んでもらうことです。
一緒にこれを作った52代たちが今、どこで何をしているのかは知りません。
何なら作ったころの記憶なんてないかもしれません。僕もこれ見てようやく思い出したくらいですし。
ですが、この経験自体は僕の大切な思い出の一つに(結果的に)なりました。今もどこかで創作していることを密かに願いたいと思います。